「舞いあがれ」に寄せて


うたかたの 夢と移ろう 我が恋は
幼き頃の 君に帰りぬ


ひさかたの 星空を二人 眺むれば
七夕だよと 君は言うらむ


あの頃は 二人で眺めた あの星を
今宵は離れ それぞれに見る


あしびきの 山鳥の尾の 悲しけれ
我が身一つの 夜にはあらねど


あの人が 教えてくれた 隠し味
お母さんには ほろ苦いかも


あの頃の 私はもっと 我儘よ
娘の背中 押せどもどかし


筆を執り 一文字も書けず 筆をおく
恋の心は 溢れこそすれ


吾が心 明石の浦に 船泊めて
本歌取りなら 伝わるものを


ひさかたの 星に願いの 届きけり
遅れてきたね ぼくの織姫


しのぶれど 岩にせかるる 滝川の
ながらう恋の 止められもせず


涼やかに バラモン凧よ 舞いあがれ
幼き恋の 稔りを祝いて


行く方の 道見失いし 君がため
看護ることしか できない私


この二人 あっちの二人も 結ばれて
みんな家族に なればいいのに


一筋に 道を求めて 歩み来て
去りゆく人の 行く方思いて


完成に 近づくにつれ ほぐれ行く
孫の心や 模型飛行機


町工場の 心を集めて 舞いあがる
小さいけれど 大きな飛行機


辛いのだ スクラム組めぬ 苛立ちに
今必要なのは  All for one


口下手な 職人魂 溢れてる
この金網の 素晴らしきかな


思いやる ことってとても 嬉しくて
家族になるって そういうことかも


投資家も 儲からへんけど 大切な
仕事があると 気づいたらしい


町工場 優れた技術 寄せ集め
新しいものを 作りだせるね


五島から エールをのせて 飛んできた
ばんばの魚は いつも新鮮


問いみれば 思いのたけを 発露する
子らの作りし 歌のをかしき


でらしねは 愛しい子らの 避難場所
短歌教室 うれしくあれど


子どもにも でらしねの心 染み込んで
変わってもええよ でもありがとう


町工場 横に繋いで イノベーション
新しい形の クリエーション


子供が頑張れば 親も頑張れる
そのアドバイス 心に沁みて


その人と あの人ととも つながって
みんな幸せに なればいいね


ラガーマン 猪突猛進 ドーベルマン
愛する人の 前ではチワワ


職人の 気概がこもった この指輪
気概を込めて 告白してね


匠の技 知れば知るほど 素晴らしい
オンリーワンなら 盗まれもせず


凍てついた 心も溶ける 贈り物
貴女のための 特別な指輪


付き合おう ぶっきらぼうな この人の
そんなところも 好きなんだよね


この二人 結ばれたなら 最高ね
みんな家族に なれて幸せ


お父ちゃん 武骨な顔で 泣くのかよ
この子に会わせてくれて ありがとう


亡き人と 二人で過ごした あの日々の
思いで詰まる ばんばのラジオ


皆集い 優しさ溢れる この島の
羨ましきかな ばんばの人徳


七夕に 二人を逢わせた カササギの
今宵は傷めた 翼休めて


翼折れ 気弱になった カササギの
往時を語る 孫の優しさ


過ごしきた 故郷離る 悲しさも
母思う子の 心にしかず


所在なく 寂しいばんばに 贈り物
ジャム作りとは 最高だよね


デラシネの おっちゃんパリで 何思う
悩みし弟子の 心中を聞いて


父ちゃんの 願い叶えし カササギの
運ぶばんばは 嬉し我が家へ


舞いあがり 舞い降りてこそ 人の道
極めしことに なりにけるかも



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