君がもしその気になればいつだって
長崎に涙にくれるマリア像人の愚かさ悲しむように
小鳥たち皆の場所さ水飲み場ヤマガラくんもお行儀いいね
君がもしその気になればいつだっていくつになっても恋はできるさ
土曜日の朝はいつものメジロおり食事はいつものフルーツがいい
暗黒の大陸に今朝が来てブルキナファソに英雄誕生
民族の誇りを賭けた戦いをこの若者が今引き継ぎぬ
アフリカに今始まった革命はトマ・サンカラの遺志を繋いで
夏休みビーチサッカー楽しんでハーフタイムに冷えたネクター
幼子はアニメーションを指差してクマがいるよと我に教える
この夏に未知の国にて公演し千の世界へ一歩踏み出す
秋立ちぬ嵐報じる人あれど焼けつく街の知るよしもなし
風立ちてキラキラ舞いて翔び去りぬカナブンと共に夏は去りぬ
涼しげなメジロと共に朝は来ぬ蒸し暑き夏未だ去らぬも
I don't recognize by the scenery that autumn comes,
but find it by the sound of the wind.
/Toshiyuki Fujiwara
雪渓のユングフラウで深呼吸高山病も吹き飛ばすほど
台風の過ぎ行くときをじっと待つ生きものたちの夏は過ぎ行く
我が国の一世紀半の過ちは人の心を失いしこと
台風や唸る風の音滝の雨過ぎ行く季節惜しむ挽歌か
一夜明け台風一過の十六日小鳥たちにも特別な朝
兵士らの平和を願う魂は彷徨い続け天に昇れず
マウイ島前代未聞の大火あり同胞思い支援あれかし
キャンバスに水だけ入れた金魚鉢赤い金魚を待っているよう
この物件子育てなんかにいいじゃないそうだね今度ここにしようか
人の道外れたときに怒るのも子供を思う愛のかたちか
風立ちて羽繕いするメジロおり知らず知らずに秋は来にけり
風立ちてツクツクボウシ鳴きにけり目には見えねど秋は来しかは
風誘い羽衣纏い舞う君の白き裸身の艶かしかな
ヤマガラの人懐っこい幼鳥は今朝も元気に遊びに来たよ
言の葉は叶わぬ恋の渡し舟宵に渡りて明けに帰りぬ
秋来てもまだまだ暑い早朝に水風呂浴びて今日も元気に
溜め息を一つついたら思い出が一つ消え行く長い夏の日
この木陰時々来るよ静かだし考えごとにちょうどいいんだ
夏が過ぎ想い出跳ねる小鹿かな楽しきことも悲しきことも
この世にも求める意味の有りとせば野に咲く花の愛しことかは
朝早く何かあったの騒がしい清しい夏の朝のひととき
鮎を捕る鵜の働きに感謝して罪なことだと酒を燗する
自然には生きた宝石めじろ押し森にはコルリ海には珊瑚
秋の田の稲穂の丈を測りても逢瀬隠すになお足りぬかも
風立ちてツクツクボウシ鳴きぬれば賑やかなりし夏は終わりか
エナガのねしっぽが長い理由はさ飛んでる姿見ればわかるか
風立たず蒸し暑き日の続きけれ雲の形に秋ぞ知りける
カーテンの裾から眺める台所夢が溢れるトイストーリ
朝の森何か見つけたエナガくん幼いころは何でも新鮮
とんぼ舞い青空澄みて雲白く目にも清かに秋は来にけり
眺むれば遠き山なみ霞みけれ夕立もがなと思い巡らす
嫉妬して君が作った白和えはシルクのような舌触りかな
その沼の縁に蛙の悩みをりさて跳び込むか止めておこうか
ヤマガラは働き者さ早くからせっせと集めるエゴノキの実
旧盆に葛餅食べる習慣は季節感じる贈り物かな
沖縄の伝統味わう一品は旧盆に食う中味汁かな
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