中秋の名月仰ぐすすき野を
秋の田の黄金に映える海原を群れ飛ぶトンボの赤く染まりて
中秋の名月仰ぐすすき野を吹き抜ける風なぜに急ぎぬ
中秋の明るき月を眺めれば浮かぶ力のいと怪しかな
中秋の昨夜の月を見たとんぼダイサギの背で余韻に浸る
秋風やアイドルたちの寂寥に雲に隠れる十六夜の月
中秋の日曜の朝肌寒しだんじりの音高く響けよ
秋の朝イソヒヨドリのさえずりて爽やかな日を迎えられそう
秋風に何処からともなく流れくる笛の音さえ寂しかるらむ
風邪気味でジンジャークッキー食べてみるアールグレイも喉に沁みるよ
遺伝子の秘密をすべてアーカイブロケットに載せ新天地へと
緊急時カセットコンロの有難さ野生の鳥も気遣ってるね
伊賀者は公儀に仕える御庭番隣の甲賈は日陰の日陰
すすき揺れ風も涼しき秋の夕品良き人よお茶を点てまし
この店のセールスポイント何ですか爽やか笑顔とミートパイかな
秋風やアイドルたちの惨状に頬かむりする芸能記者たち
秋の森奈良の都の美しさメジロの緑珊瑚樹の朱
秋空に群れ飛ぶトンボ赤とんぼ初めてなんだカワセミの若
紫の霞に包まれ久方の光の方は上か下かと
写真かと見紛うほどの精緻さは巨匠の基礎は写実なんだな
愛らしくコスモス咲きて秋の野にノビタキおりて心癒しぬ
秋の野に冷たく落ちる雨を見てわが身一つの秋と思いつ
秋雨に匂いも立たず女郎花美し姿も盛り過ぎにし
ドーナツの思い出探す旅に出るメビウスの輪のように不可思議
あしびきの山鳥の尾の長きより長き貴方の単身赴任
ちむぐくる何処かに忘れたものがある優し言葉と心の豊かさ
水にすむ蛙の声を聞いたなら御庭番でも歌を詠むらむ
長閑きや朝の一時秋の森白きダイサギ蒼きネムノキ
月曜の憂うつがまた襲い来る大吟醸で心癒そう
秋の朝実のなる柿の木に集うヒヨドリたちは甘いもの好き
国々に味わい深い地酒あり豊かな国の証たるらむ
赤トンボ集う野山に秋の風めぐる季節の一頁かな
秋の朝小窓の外を眺めればトンボとまりて木漏れ日の射す
南風吹くこともなく松の実の今宵もひとり寂しかるらむ
母さんが戦う相手は今日もまた育ち盛りのリトルモンスター
冬羽のノビタキ可愛いオレンジのマフラーしてる冬支度だね
秋の閨置き捨てられた藤袴愛しきひとの匂い残して
白露に奥山紅葉色づきて人に知らせぬ吾子の素顔か
秋日和誘われ川縁散歩するカワセミ驚きて対岸へ
明け烏高木に留まりかあと鳴き目覚めし我に朝の挨拶
秋風に戦ぐ羽毛やノビタキの冬の支度は調いにけり
ユダヤには建国禁じる掟あり聖地に集い平和を祈る
真正のユダヤが嫌うシオニズム民族浄化こそ反ユダヤ
野のノゲイトウにとまりしノビタキの姿見るとき秋は深まる
機織りの舟の往き来は天ノ川心を紡ぐ糸の絢かな
ノビタキのノゲイトウのはら集まりてここはとてもいいエサ場なんだな
秋が来て帰ってきたねジョウビタキ春の別れは淋しい思い出
残虐に子供を殺すジェノサイド優生思想のナチズムなのだ
こんにちは秋の水辺にキセキレイ尾を振る姿リズミカルだね
冬羽にすっかり換わった小鳥たち秋も深まり紅葉の始まり
ジョウビタキ腹のオレンジ色綺麗オスのほうがお洒落なのかな
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