伊根の海古き舟屋のいならびて
伊根の海古き舟屋のいならびて美味い肴と美味い酒あり
雨上り降り積もりたるもみじ葉に名残惜しむかジョウビタキの娘
この国を憂い希望を持つものはこの朝共に瑞光を見る
さよならの余韻漂う部屋の中君が階段降りる音する
山雀の小春日和の庭におり冬の空気にししおどし鳴る
カワセミの枝にとまりて見おろすは今日の漁場を見定めるのか
年の瀬は何かと気忙しくなって喉が痛んで桔梗湯飲む
クロツラヘラサギって名前長いから短歌に詠むの難しいよね
ほの明くいくつも提灯漂いて季節外れの螢幻想
冬来たりミヤマホオジロ来訪すベッカムみたいなソフトモヒカン
冬ふかし深山に雪の降り積もり鹿の足跡餌を探しぬ
冬の日にすっくと立ちてその者は風を読みつつ好機を待つか
煮魚を初めて食べる吾子の顔ウマウマという言葉も覚え
凛とした時雨上がりの冬の森枝にカワセミこれから出勤
クッキーを作ってみたのと持ってきた吾子の笑顔に心射貫かれ
チェシャ猫の口のような月だった君と別れたあの夜の月
本堂にぽつんと一人座りおり静寂重し来し方重し
コンサート最後の曲はお決まりの蛍の光ペンライト揺れ
有難い食物連鎖の大本は植物による光合成だね
真剣に生きている君が好きだよまるでジョウビタキのメスのよう
どいてよね僕の場所だよこの水場違うよみんなお気に入りだよ
気分変えチャックベリーを聴きながら身体でリズムとってみるんだ
冬の森ツグミ残りの柿食えば何処かで鐘が鳴るのだろうか
AIに将棋させても八冠に勝てないだろうあの人柄に
冬の夜冴え渡りたる月影に雁羽の露も凍りつるらん
突然に不具合起きるXに信頼性の置けるものかは
冬至には柚子風呂入りアオサギとじっくり話したいものだね
シュトーレンもう幾つ寝るとクリスマス一切れ毎に近づいて来る
冬深し落葉に雪の降り積もり白一色に初期化されにし
冬の朝首をすくめたルリビタキ君の背中にエール送ろう
冬の森何を見つめるジョウビタキ背中で何か語っているよ
クリスマスお母さんにもプレゼントサンタクロースにお願いしよう
何故君は暗い海へと潜るのか解放される歓喜のためか
冬至には南京食べるとお婆ちゃん僕は北京ダックがいいのに
寒空に雪のちらつく冬至かな柚子風呂入りて心温め
君がため流す涙もひぬままに名を取るべしとひとに諭され
本来はすべてのものに意味があり偽に見えるは気の迷いなり
約束の土地とは誰のものなのか母を失い悪夢見る子ら
来る年は一極支配が終焉し尊重し合う多極世界へ
思考止め相手を悪魔と思い込むそれこそ悪魔の妄想だよ
幸せは人それぞれと思いつつベビーカーの見られる幸せ
木枯しや山茶花咲いた帰り道ジョウビタキ等もイヴを祝うか
買いたての焼き芋抱いて暖をとりお裾分けして心も暖か
クリスマス贅沢なのかパネトーネ世界の子どもにみな行き渡れ
クリスマス悪魔の憑依する民にエクソシストは現れぬのか
当たり前の平和な暮らしガザ地区の子供たちにも届けたいもの
行列のできる店なの柿の木はエナガもメジロも朝早くから
クリスマス神は何処にいるのだろうあなたの中に神は居ますか
クリスマスここにも欲しい銀の鈴子供の笑顔見られるように
さやけしや時雨のあとの十三夜雲も気遣う美しき月
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