母さんの餌を待ってるコアジサシ
母さんの餌を待ってるコアジサシ大きくなったらボクが運ぶね
五月雨をあつめてはやす川辺ではいつもの鳥も少し用心
デートの日観るはずだったあの映画二人で観ようやり直すため
悪い人近づいてきたら母さんのお腹の下に隠れるんだよ
ヒーローは孤独なんだよお嬢さん恋人できたらヒーローやめるよ
追憶や花橘の香りするあの時の君のフラグランスか
あの時の君の香りはフローラル昔の人の袖の香りか
梅雨の間の晴れた日の午後吹く嵐梅雨は戻るか夏の始めか
暑いねぇ各地で猛暑の便りありアイスじゃなくてかき氷だね
この暑さ温暖化じゃなく猛暑だね牧畜水田関係ないね
梅雨の間の今夜は七夕幸せにカササギの橋君にも架かれ
七夕に笹舟に乗り君がため逢瀬のをめざし川を渡りぬ
夏の朝育ち盛りのコアジサシ大人と同じ朝ごはんだね
戦いが終わったあとの攻撃に折れそうな人支える人あり
コアジサシ元気に育てと雛鳥を優しく見守る人たちがいる
早朝にチョチョリチョチョリと鳥の声今日もいい日になりそうだなぁ
夏休み覚えているのは田舎での川遊びの日と蛍狩りの夜
サンゴジュの赤い実を食むメジロたち完熟するまで待てない模様
はらはらと落ちる涙を受けとめる優しき君の手が震えてる
恋をして初めてわかるこれまでの人生もまた夢の通い路
久し振りぽっかり浮かぶ十三夜そろそろ梅雨も明ける頃かな
梅雨明けはそろそろなのか待つ宵の月を眺めて夕涼みかな
土用入り西に夕焼け東には雲居に紛うおぼろ月かな
望月の東の空に煌々と土用に入りて梅雨も明けなむ
夕涼み団扇片手に眺むれば夜景の上に十五夜の月
詠む歌の深い想いの心根はさながら伊勢の内宮の森
小鳥待ち眺める蓮の清らかにすっくと立ちて静寂の朝
梅雨明けに柑橘系の匂い立ち若者たちの夏休みかな
夏休み花橘の香り立ち若者たちの恋の季節か
避暑地にて淡い初恋一夏の柑橘系の想い出になり
通り雨傘さしかけてくれた君相合傘も泡沫の夢
ハバネロのようにつっぱり生きてきた仲間はみんなやせ我慢だね
ポロシャツを粋に着こなすつもりなら襟を立てるのちょっとダサいね
辛いとき沈む夕日が大好きさ涙の訳を言わなくていい
君のもとへ七つの橋を渡り行き恋の八つ橋シナモンの味
カワセミの蓮の蕾に留まりおり悟りを開く我の姿か
トンボ追う兄ちゃんを追う妹の一生懸命な夏休みの日
民宿の親父の釣果の潮汁幼い頃の記憶を辿る
ほんとはね君のことだけ思ってるそんな素振りは見せないけれど
向日葵の向こうに見える君の顔焦点合っているのはそうさ
潮騒の呟きにも似た悲しみの染み入る心有明の月
全国で危険な暑さ速報に被せるように蝉しぐれかな
感動をすれば自然に言の葉が芽を吹き茂り歌になるかな
淋しくてふっと漏らした溜息はきっと貴方のところに届く
床の間にそっとおかれた淡い青砧青磁に心が宿る
来ぬ人を想い眺める立待の月を愛でるもこころ侘しき
氷山を縦割りにしたジオグラフィー凍りの下に紅いマグマか
夜の海ふたりボートを漕ぎだして月がきれいだなんてベタだね
髪型の変わった君はあの頃の僕が恋した君とは違う
悲しみは深い淵から湧いていて涙を拭うことも忘れる
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