有明の蝉の時雨に目覚めれば

 
有明の蝉の時雨に目覚めれば天空高くつばめ舞いおり

切なさはカナンの土地の子供たち涙も枯れて母を探しぬ

目覚めれば蝉の音繁き夏の朝子供の声もすでに聴こえる

巡り合い相性のいいギターなら抱いただけでもわかるものだね

元カノもクラフトビールが好きだったそれはこの娘に言えないけれど

夏の朝耳鳴りのような蝉しぐれうだる暑さに人影もなし

猛暑日に通り雨過ぎトンボ舞い涼風吹けば風鈴が鳴る

夏の朝窓の外には蝉しぐれホバーリングのトンボと目が合い

悔しさに号泣したらすっきりと次を目指そう栄光の詩

果物の王様なのさサンゴジュの熟れた果実はメジロのご馳走

愚かさが人の心を蝕んで愚かさの故滅び行く道

立秋に川を臨みてカワセミの夏を惜しみて佇む姿よ

立秋や孫の帰省を待ちながら料理を作る空は快晴

涼やかに水浴びしている四十雀静寂のなか夏は過ぎ行く

光咲く線香花火の空間が宇宙のすべて二人の世界

終わったね長年共に戦った相棒に今そっとつぶやく

難解な数式を見て美しさ感じる人の脳や麗し

青い海パラソルの下で眺めるとなんだか恋をしたくなるよね

初盆の灯篭流しに見入るひと火垂るの墓のように悲しい

風呂上がり涼風吹きて十三夜目には見えねど夏の終わりか

望月に涼風吹きて夕涼み夏惜しみつつ虫の音を待つ

蒸し暑いなかにもなぜか涼やかに秋待つような十五夜の月

広がった凪に小舟を漕ぎ出して気付けば夢の大海原に

十五夜の月が明るく輝いて夕風吹けば夏は去りゆく

夕涼み月が綺麗と言ってみた面映ゆいのは月明かりのせい

人生の至福の時は太陽の降り注ぐビーチのチェアーかな

あの雲を取ってくれろと泣く子かなミルク金時で我慢しろよ

夏休み働きづめのエアコンも今日は休日もうすぐさ秋

渓流にトンボの舞いて涼やかに今年の夏もこれで終わりか

忙しなくツクツクボウシ鳴きにけりこの喧噪の夏も終わらむ

鰯雲それは嵐の前触れか知らせているのは秋の訪れ

久方の怪しき雲の流れ行きそろり近づく嵐の予感

瀬をはやみ歌ってみてももの悲し別れてもまた逢えるものかは

災害に水道とられて貰い水復旧しないのおかしいよね

風の音風の温度が変わったら季節の終わり近づいている

鏡にね写っているのは左右逆微妙に印章違うんだよね

怪しげな二百十日の空模様トンボの舞いて秋風の吹く

街の灯に秋風吹いて気も漫ろいつものバーに足が向いて

秋になり気になっていた掛時計進んだ針をもとに戻して

秋雨に侘しさ募る繁華街かしましきかなゲイバーの夜

お食事は今日も新鮮活魚ですカイツブリの子の食育ですね

爽やかな朝の水浴びカイツブリ今日は親子でどこへおでかけ

伏せがちな視線をあげたその先に君の笑顔と朝焼けがあった

ちょっとだけパンツに穴が開いたとて捨てられないのさぼろきれみたいに

その者は朝日を浴びて輝きてさながら自然の宝石のよう

暗闇を歩み続けた私には君の明るさオーマイサンシャイン

言の葉の湧き出るような日常の楽しかるらん嬉しかるらん

蚊も舞いて秋の気配の白露かなまだまだ暑き日差しなれども

イスラムに厳しい戒律あるのにはそれはそれなり理由があるかも

幽霊になっても家を離れない子供の成人見届けるまで




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